心身医学と東洋医学の融合

理事長挨拶

理事長:芦原 睦
 
 日本東洋心身医学研究会は昭和57年(1982年)に、桂戴作先生、石川中先生、松田邦夫先生らによって創立されました。理事長は桂戴作先生、菊池長徳先生、末松弘行先生、山岡昌之先生らが歴任され、私で5代目となります。
 現在のような年1回の開催になりましたのが、平成3年(1991年)のことです。私が、桂先生に連れられて、はじめて参加させていただいたのはその頃のことです。「芦原、我々のような心療内科の専門家でも、この会でしっかり学べばだんだんと漢方に詳しくなれるよ。」と言われたことをいまだ鮮明に覚えております。
 1993年に「加味帰脾湯の併用により、向精神薬を減量もしくは離脱しえた症例の検討」というタイトルで初めて発表させていただき、日本東洋心身医学研究に初投稿いたしました。(日本東洋心身医学研究Vol.8)、その後、桂枝茯苓丸、柴朴湯、補中益気湯、柴苓湯、呉茱萸湯、などの臨床リサーチを続けてまいりました。その流れで、「EBM作業チーム」が生まれ、岡孝和教授を中心に精力的な活動が継続されています。

 さて、心身医学と東洋医学にはたくさんの共通点があることは周知の事実です。もっとも類似していることは臓器別に考えず、全人的な姿勢で人を診ていくところでしょう。
何とか眼前の患者さんを much betterな状態にしたいと望むのは、東洋医学の専門家も心療内科医も共通しているように思います。
 2019年3月には牧野真也会長の元、第55回の本会が開催されました。過去最大の354人の動員数と聞きました。私が15年前に第41回の会長を担当させていただきましたがその時、過去最高の動員数と言われました。それが毎年、破られ続けております。
 「演題が1日で終わらない、会場に人が収容しきれない」などという嬉しい恐れを感じながら運営に当たりたいと思います。
 今後とも、会員諸氏のご協力を切にお願い申し上げます。

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